石巻の子どもたちが
待ち望んでいた遊具を寄贈
笑顔が復興のシンボルに

震災後、遊び場を失った子どもたちの集いの場となった石巻市子どもセンター「らいつ」。多くの子どもたちが日々利用する中で、遊具の充実が求められていた。このほど、「2000いぐする!」が達成されたことにより、サントリーホールディングスから遊具の寄贈が実現した。


利用者が増える中
遊具の充実が課題に

 石巻市中心部の立町大通り商店街にある石巻市子どもセンター「らいつ」は、震災後に地元の子どもたちなどでつくる「石巻市子どもまちづくりクラブ」が企画・デザインし、サントリーホールディングスの全額支援のもと、2014年1月にオープンした。その後、震災で遊び場を失った多くの子どもたちに利用され、来館者はこの3年間で9万人を超えるほどになっている。

 そうした中、乳幼児から高校生までが集うこの施設では、遊具のさらなる充実が課題となっていた。その声を受け、ことし1月26日、「いぐする!宮城サポーターズ」による遊具の贈呈式が行われた。

贈呈式を終え、贈られた遊具を手にうれしそうに微笑むメンバーたち


たくさんの遊具に
子どもたちの歓声が響く

 贈呈式には、「らいつ」の運営に携わる「子ども会議」と、地域の復興に向けたまちづくりに取り組む「石巻市子どもまちづくりクラブ」のメンバーが出席。サントリー酒類(株)執行役員東北支社長の遠藤正義さんが、「新しい遊具が加わった『らいつ』で楽しい時間を過ごしてください。『らいつ』が石巻の復興のシンボルとなり、みなさんの笑顔が増えていくお手伝いをしていきたい」とあいさつ。続いて、石巻市福祉部部長の庄司勝彦さんが、遊具の寄贈や全国からの支援に感謝の言葉を述べた。

 最後に子ども会議を代表し、松下智香さんが「頂いた遊具を活用してよりよい『らいつ』にしていきたい」とお礼の言葉と抱負を述べた。

 寄贈された遊具は、球技用ネットなどのスポーツ用品、マイクやシンバルなどの音楽用品、乳幼児向けの人形や書籍、ボードゲームなど数十点となった。

子ども会議を代表して遊具を受け取る松下さん(左)。「早くみんなで遊びたいです」とにっこり

遊具の寄贈に感謝する「らいつ」施設長の道家さん

自分たちで必要な遊具を考え、話し合ってきたメンバー。希望がかない、贈られた遊具を前に笑みがこぼれる


子どもたちの意見が
反映された贈り物

 今回、寄贈されたさまざまな遊具は「らいつ」の子ども会議の話し合いをもとに決定された。「らいつ」では、施設の運営に子どもたちの声を反映するため、小学校4年生から高校生までのメンバーが月に1、2回集まり、意見を出し合っている。そうした場で、他の利用者のことも考えながら「どんな遊具があったらもっと楽しめるか」をみんなで真剣に話し合ってきた。自分たちの意見が反映された遊具が贈られただけに、子どもたちの喜びもひとしおだ。

 「アンケートをもとに利用者の声を聞き、自分たちで考えるというプロセスを経て頂いた遊具ですので、子どもたちも大事に使うことでしょう。子どもたちの心に残る贈り物です」と施設長の道家さん。「予算だけでは壊れた遊具の補充もままならず、本当にありがたいです」と話す。「らいつ」では、今後、子どもたち自身で新しい遊具をどう使うかのルールも決めていく予定だ。


被災地の子どもたちに
笑顔を届ける支援活動を継続

 サントリーグループは、東日本大震災後に「サントリー東北サンさんプロジェクト」を立ち上げ、「漁業」「子ども」「文化・スポーツ」「チャレンジド・スポーツ(障がい者スポーツ)」の分野を中心に、総額108億円の規模で復興支援活動に取り組んでいる。その一環として、「らいつ」のオープン後も、グループ会社であるハーゲンダッツ ジャパン(株)による「アイスクリームスクール」や日本サブウェイ(株)による「サンドイッチ教室」などを開催している。今後も仙台フィルハーモニー管弦楽団のミニコンサートなどを企画し、引き続き、地域の方々の心に寄り添った活動を予定している。

 「太陽(サン)の光がさんさんと降りそそぐように、笑顔と希望をお届けしたい」。震災から6年が経とうとしているいまもサントリーの思いは変わることなく、今後もきめ細かな支援を続けていく方針だ。


贈呈式に参加したメンバーのコメント

松下智香さん(高校2年)

 新しい遊具でどんな風に遊ぼうかとみんなで楽しみにしていました。遊具を心待ちにしていたので、本当にうれしいですね。まずはカラオケで遊びたい。せっかく頂いたものなので、みんなにも大切に使ってもらいたいです。

千葉彩寧(あやね)さん(高校3年)

 贈呈式でたくさんの遊具を見てびっくりしました。本当にうれしい。多くの子どもたちに使われるといいなと思います。今までたくさんの方に支援されてきたので、卒業後は私もサポートする側になりたいと思っています。

これからも宮城の復興を応援していきます

 石巻のたくさんの子どもたちが利用している石巻市子どもセンター「らいつ」に、新しい遊具を届けることができ、みなさんの笑顔に接し大変うれしく思っています。「らいつ」はあらゆる年代の子どもたちに愛されている施設だと聞いています。今回、新しい遊具が加わって、もっと「らいつ」を好きになっていただけることと思います。新しい遊具で楽しい時間を過ごしてください。

 石巻のまちの復興とともに、「らいつ」は歩んでいます。最近では「震災の風化」をよく耳にしますが、現地に来れば復興は道半ばであることがよくわかります。私たちサントリーも社員みんなで、これからも宮城・東北の復興を応援していきたいと考えています。

贈呈式であいさつするサントリー酒類(株)執行役員東北支社長の遠藤さん


サントリーグループの東日本大震災復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト」

 サントリーグループは被災地の早期復興を願い、「漁業」「子ども」「チャレンジド・スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に、総額108億円の規模で復興支援活動に取り組んでいます。太陽(サン)の光がさんさんとふりそそぐように、笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、被災地に寄り添ったきめ細かな活動を継続していきます。


「いぐする!宮城サポーターズ」とは
 宮城をもっと「いぐする(よくする)活動」を応援するプロジェクト。応援したい活動に対しウェブ上で「いぐする!」ボタンをクリックすると、協賛企業から支援が届く仕組みです。昨年5月の始動以降、続々「2000いぐする!」を達成。さまざまな活動への支援が実現しています

「いぐする!宮城サポーターズ」事務局/河北新報社 東京支社営業部 TEL.03-6435-8401
企画制作/河北新報社営業局

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