いぐする!宮城サポーターズ

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未来を「いぐする」のは、あなたかもしれない。

東日本大震災から5年。復興への思いを新たに、「いぐする!宮城サポーターズ」が立ち上がりました。「いぐする」とは、「良くなる」という意味の仙台ことば。私たちは、「いぐする!」を合い言葉に、宮城を、東北を良くするアクションを応援していきます。地域を見つめ、住む人の声をつなぐ地域の新聞社と、宮城を、東北を応援したい企業。その2つが本気になって手を組めば、難しい問題だって、きっと乗り越えられるはずだから。5年たった今、新たに見えてきた、東北の課題や日本の課題がたくさんある。そんな今だからこそ、私たちは、この活動をはじめます。未来をいぐする、宮城のチカラを信じて。さぁ、みんなで動くぞ、いぐするぞ!

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step:01 今日、あなたが新聞で知るいぐする? なんだろう…

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震災を風化させないために
切れないミサンガが
強い絆をつないでいく

東日本大震災の津波被害により、避難所暮らしを余儀なくされていた名振(なぶり)漁港の女性たち。一歩を踏み出すきっかけとなったのが、浜で拾い集めた漁網糸で編んだ「マザーミサンガ」だった。いぐする宮城サポーターズとして、復興支援を続けるAKB48。今回、「2000いぐする!」を達成したことで、チーム 8のメンバーが再び名振を訪れた。

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震災を風化させないために。
「名振マザーミサンガ」を応援

石巻市雄勝町の名振(なぶり)漁港の女性たちが、震災復興を願って作り続けている「マザーミサンガ」。震災の風化とともにその受注数が減る中、AKB48 チーム8の山田菜々美さんが応援のために現地を訪れた。

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2,000いぐする!達成

12/10 支援活動実施。

から、全国の方へ、抽選でオリジナルのミサンガをプレゼントします。私たちが手作りしたミサンガで、みなさんも宮城を応援してください。応募情報はこちら

名振のお母さんたちと一緒に編んだ

「Team 8 ミサンガストラップ」
ご希望の方は「ストラップ希望」と明記の上、マザーミサンガの会への応援メッセージを添えて、はがきでご応募ください。抽選で47名様に「Team 8 ミサンガストラップ」をプレゼントします。
応募先
〒105-0004 東京都港区新橋5-13-1新橋菊栄ビル7階 河北新報社東京支社 いぐする宮城事務局
締 切
2/28(火)到着分まで
(賞品の発送をもって発表に代えさせていただきます)

個人情報の取り扱いについて:ご記入いただいた個人情報は賞品発送のためのみに使用します。

プレゼント!
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支援内容

震災を風化させないために
切れないミサンガが
強い絆をつないでいく

東日本大震災の津波被害により、避難所暮らしを余儀なくされていた名振(なぶり)漁港の女性たち。一歩を踏み出すきっかけとなったのが、浜で拾い集めた漁網糸で編んだ「マザーミサンガ」だった。いぐする宮城サポーターズとして、復興支援を続けるAKB48。今回、「2000いぐする!」を達成したことで、チーム 8のメンバーが再び名振を訪れた。


時間の経過とともに
風化が進む震災の記憶

 東日本大震災発生後、避難所として200名以上が生活していた石巻市雄勝町の名振コミュニティセンターに、昨年12月、AKB48 チーム 8の山田菜々美さんと佐藤朱(あかり)さんが足を運んだ。山田さんは「前回はとても緊張していたのですが、みなさんの温かさにほっとしました。また来られてよかった」と話す。初めて訪れた佐藤さんは仙台市出身。自宅の1階まで津波が押し寄せ、避難所生活を送った経験を持つ。「みなさんのつらさに共感できます。支援活動に参加したかったので、来られてよかったです」と目を輝かせた。
 震災から6年近くが経過した今も、名振では落ち着いた生活を取り戻せていない人が多い。一方、以前は全国から多くの注文が寄せられていたマザーミサンガは、その数が大幅に減っているという。震災の記憶の風化が加速していることを実感する。
 今回、「2000いぐする!」を達成したことで、震災を風化させないためにAKB48による名振のマザーミサンガの会への応援が実現した。

お母さんたちに教えてもらいながら丁寧に編んでいく2人。休憩も取らずに真剣な表情で作業が続く


生活を取り戻すための
ミサンガづくり

 2人は会のメンバーから手ほどきを受け、47個のミサンガストラップづくりに挑戦。初めて訪れた佐藤さんは、ミサンガを編みながら代表の大和美代子さんから震災当時の話を聞いた。津波で家も仕事道具も流された名振の人たちの多くは、避難生活をしながら以前のような生活を取り戻したいと考えていた。男性たちは漁の再開のため海岸のがれきを片づけはじめた。女性たちもできることを探し、浜で拾い集めた漁網の糸でミサンガを編むことにした。最初は難しくて挫折しそうになったが、時間をかけて基本の編み方ができるようになり、今では40種類以上の編み方でバリエーションに富んだミサンガをつくっている。

大和さんから「初めてなのに吸収が速い」とほめられた佐藤朱さん

色あいも吟味しみながら次々とストラップを完成させた山田菜々美さん


切れない漁網糸のミサンガに
強い絆の意味を込めて

 通常は切れると願いがかなうといわれるミサンガだが、マザーミサンガは漁網の補修糸で作られているため丈夫で切れないのが特徴。支援してくれた人たちとの「切れない絆」という思いが込められている。
 大和さんは「ミサンガを買っていただいてどんなに助かったことか。そのときのお金は十倍も百倍もの価値がありました」と当時の思いを振り返り、続けて「私たちは、まだ完全に復興できてはいません。多くの皆さまからの応援に応えるためにも、少しでも早く元気にならなくてはと思っています」と語ってくれた。
 山田さんと佐藤さんが、お母さんたちと一緒に編んだミサンガストラップは抽選でプレゼントされる。そして、実際に見て聞いた被災地の現状を全国に発信していくという。こうした活動を通じマザーミサンガの存在と被災地の今、そして震災の記憶を伝えていくためにプロジェクトは続く。

「チーム 8のみなさんに応援していただけるなんて心強いです」とほほ笑む、代表の大和美代子さん

山田さん・佐藤さんと一緒にミサンガストラップを作った「マザーミサンガの会」の皆さん


名振のお母さんたちと一緒に編んだ
「Team 8 ミサンガストラップ」プレゼント!

ご希望の方は「ストラップ希望」と明記の上、マザーミサンガの会への応援メッセージを添えて、はがきでご応募ください。抽選で47名様に「Team 8 ミサンガストラップ」をプレゼントします。

応募先 〒105-0004 東京都港区新橋5-13-1新橋菊栄ビル7階 河北新報社東京支社 いぐする宮城事務局

締 切 2/28(火)到着分まで
(賞品の発送をもって発表に代えさせていただきます)

個人情報の取り扱いについて:ご記入いただいた個人情報は賞品発送のためのみに使用します。

名振のお母さんたちが一つ一つ手作りしたミサンガ。「マザーミサンガ」の公式HPからも購入できる


「いぐする!宮城サポーターズ」とは
 宮城をもっと「いぐする(よくする)活動」を応援するプロジェクト。応援したい活動に対しウェブ上で「いぐする!」ボタンをクリックし、「2000いぐする!」に達すると、協賛企業から支援が届く仕組みです。ことし5月の始動以降、続々「2000いぐする!」を達成。さまざまな活動への支援が実現しています。

「いぐする!宮城サポーターズ」事務局/河北新報社 東京支社営業部 TEL.03-6435-8401
企画制作/河北新報社営業局

震災を風化させないために。
「名振マザーミサンガ」を応援

石巻市雄勝町の名振(なぶり)漁港の女性たちが、震災復興を願って作り続けている「マザーミサンガ」。震災の風化とともにその受注数が減る中、AKB48 チーム8の山田菜々美さんが応援のために現地を訪れた。

名振マザーミサンガの会の皆さんと
AKB48 チーム8の山田菜々美さん(前列中央)


ミサンガの作りが生活再建の力に

 魚網の補修糸で作られる美しい彩りの「マザーミサンガ」。東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市雄勝町名振漁港の女性たちが、生活再建と復興への願いを込めて一つ一つ手作りしているミサンガだ。
 名振マザーミサンガ代表の大和美代子さんは震災当時を振り返ってこう話す。「津波で全てが根こそぎなくなり、それは言葉にならないような思いでした。顔を洗おうにもタオルさえない。そうした状況の中でミサンガを作ることで収入面、そして精神面の両方で本当に救われました。」
 同地区の避難所になった名振コミュニティセンターには、着のみ着のままで津波から逃れてきた人がほとんどだったという。
 先の見えない避難生活の中、女性たちが気を紛らわすために折り紙を折っていると、ボランティアの方がこう言った。「折り紙でなく、ミサンガなら売れるかもしれない」。それがミサンガ作りのきっかけになった。

海の幸を育む宮城・三陸の美しい海に面する雄勝町

 本で調べながらミサンガ作りに挑戦するものの、うまくいかない。挫折しかけながらも、魚網を拾い、それを洗っては地道に作り続けた。ようやくでき上がったミサンガをボランティアの方が北海道のイベントで販売。その後、学園祭やさまざまなイベントで販売され、全国から注文が入るようになり、ミサンガは名振の女性たちの生活再建の大きな力になった。
 「ミサンガを売って得たお金は、それまでの十倍も百倍も価値があるものでした。本当にありがたかった。生活必需品を揃えたり、ご主人に漁の道具をプレゼントした方もいました」と大和さん。
 メンバー13人で協力し合い、40種類以上の編み方を独自に工夫。当初は一つ作るのに3、4日もかかっていたが、数時間で仕上げることができるようになり、眼鏡や携帯電話のストラップなどの商品も開発した。

会の方からミサンガ作りの手ほどきを受ける山田さん

AKB48 チーム8が全国に情報を発信

 震災から5年が経った今、被災地への関心が薄れ、ミサンガの注文も減ってきているという。そうした現状と課題を知ったアイドルグループAKB48 チーム8は「まずは皆さんのお話を聞きたい」と、5月上旬にメンバーを代表して山田菜々美さんが名振コミュニティセンターを訪問。

一つ一つ、手作りでミサンガが編まれる

実際に作り方を教えてもらいながら、ミサンガへの思いに耳を傾けた。
 チーム8の新曲「夢へのルート」(6月1日発売のAKB48のニューシングル「翼はいらない」に収録)のセンターを務める山田さんは「新曲は応援の気持ちが歌詞に込められたメッセージソング」と話し、マザーミサンガを応援していくことを約束。

全国から届いた、たくさんの応援を仕事場に大切に掲げている

「私たちのメンバーは47都道府県から一人ずつ選ばれています。メンバーを通じ、全国に広げていきたい」と山田さん。
 通常のミサンガは切れると夢が叶うと言われるが、マザーミサンガは魚網の補修糸で作っているため丈夫で切れないのが特徴。「支援して下さる方との絆の強さを表しています。ミサンガを通じ、震災を忘れないというメッセージを伝えたい」と大和さん。

自身で編んだミサンガと山田さん
AKB48 チーム8についてはコチラまで

 震災を風化させないために、今、新しい支援の輪が広がろうとしている。

AKB48チーム8がミサンガの作り方を学び、オリジナルのミサンガを全国の方へプレゼントします!

2,000いぐする!達成で支援を実施いたしました!

読書は子どもの心を育てる「糧」
仙台天使園に届いた本が
世界を広げる友だちになる

さまざまな事情により家庭で養育できない子どもたちを、預かり育てている児童養護施設の仙台天使園(仙台市太白区)。子どもの成長にとって読書は大切と、本の寄贈を希望していたところ、株式会社KADOKAWAが支援を表明。この支援に多くの賛同が寄せられ「2000いぐする!」を達成したため、「角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』」をはじめとする多くの本が贈られた。

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将来自立できる子どもを
みんなで応援しよう

何らかの事情により家庭で養育できなくなった子どもを預かって育てるのが児童養護施設である。仙台天使園は、健康で朗らかに生活できる環境を整え、子どもが自信と自立心を養えるよう職員が愛情を持って日々子どもたちに向き合っている。地域社会の中で支援を受けながら、よりよい養育を行っていくことを目指している。

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2,000いぐする!達成

9/15 学習本を寄贈いたしました。

から、子どもたちのために、角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』を中心とした学習本や図書、約90冊を寄贈いただきました。

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支援内容

読書は子どもの心を育てる「糧」
仙台天使園に届いた本が
世界を広げる友だちになる

さまざまな事情により家庭で養育できない子どもたちを、預かり育てている児童養護施設の仙台天使園(仙台市太白区)。子どもの成長にとって読書は大切と、本の寄贈を希望していたところ、株式会社KADOKAWAが支援を表明。この支援に多くの賛同が寄せられ「2000いぐする!」を達成したため、「角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』」をはじめとする多くの本が贈られた。


家庭的養護を大切に
子どもの「家」を作る

 仙台天使園は1933年に聖ドミニコ女子修道会が創立、現在は社会福祉法人ロザリオの聖母会が運営する児童養護施設である。太白区茂庭台にある園舎では2歳から18歳まで約70人の子どもたちが暮らしている。職員は家庭的雰囲気の中で親となり、先生となり、兄や姉となって子どもに愛情を注ぐ。職員みんなで「自由で愛と感謝に満ちた家」を作り、子どもの成長を助けていこうと努力している。

 園長の佐野督郎さんの願いは子どもの自立。スイスの教育家・ペスタロッチが「パンを与えるのではなく、パンを得るための方法を教えることが大切である」と唱えた教育が重要であると考えており、そのきっかけの1つになるのが読書だという。子どもたちが多くの本を読んで知識を得て、よりよく生きる考え方を学んで自分らしい道を歩んでほしいと望んでいる。

 今回の本の寄贈は仙台天使園の図書の充実につながるうれしい出来事となった。

どんな本が届いたのか、箱から取り出して確かめる子どもたち。どれから読もうかと迷うのも楽しいひととき


本の贈呈に
喜びあふれる子どもたち

 秋の気配が感じられる9月15日、仙台天使園で本の贈呈式が行われた。2階の多目的ホールに、学校から帰ってきた子どもたちと園長はじめ職員が集まった。株式会社KADOKAWA宣伝局統括部長の女井正浩さんが挨拶し、箱入りの本を園長の佐野さんに手渡した。贈られた本は「角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』」のほか児童書など幅広いジャンルの約90冊。

 窓際の書棚の上に全部の本が並べられると、子どもたちは跳んで行って気になる本をあれこれと手に取って見る。「あ、読みたかったのがある」「マジ、うれしい」「1回開いて見ていい?」などと元気な声が上がる。面白そうな本が見つかり、床に座って読み始める子もいた。タッちゃんは「新しい本が来てうれしい。本は好きで毎日読みます。怪盗について興味を持ったので『怪盗レッド』を読むことにします」と目を輝かせた。

 佐野さんは「本をありがとう。読書は子どもが自ら心を開拓する糧となります。みんなでたくさん本を読んでいきたいと思います」と感謝の言葉を述べた。

興味を引かれた本を見つけ、その場でじっくりと読み始めた子どももいる


子どもの成長に寄り添う
社会的な支援を

 うれしそうに本を手にする子どもたちを見て女井さんは「喜んでもらって私も感無量です。本を読むと、歴史上の人物にも会えるし、世界の出来事を知ることもできますから、身近に本を置いて親しんでほしいですね。たくさん読む子も、1冊を深く読む子もいます。自分なりの楽しみ方を見つけていくでしょう」と、本が役立つことを期待する。KADOKAWAは本の出版を主要な事業としており、それに関連する社会貢献活動にも力を入れている。今回の本の寄贈もその一環だ。女井さんはこうした支援活動をできるだけ続けていきたいという。

 佐野さんは「本は人の心を理解するため、そして自分を知るために読むものです。子どもたちが成長していく傍らに、善意で贈られた本があるのはうれしいですね」と語った。未来を担う子どもたちを、社会全体で育てていきたいものである。

長の佐野督郎さん。子どもたちが喜ぶ本の支援に感謝する

天使園で行われた贈呈式。女井正浩さん(左)は、「本が子どもの成長の一助になるよう望んでいます」と話す


「いぐする!宮城サポーターズ」とは
 宮城をもっと「いぐする(よくする)活動」を応援するプロジェクト。応援したい活動に対しウェブ上で「いぐする!」ボタンをクリックし、「2000いぐする!」に達すると、協賛企業から支援が届く仕組みです。ことし5月の始動以降、続々「2000いぐする!」を達成。さまざまな活動への支援が実現しています。

「いぐする!宮城サポーターズ」事務局/河北新報社 東京支社営業部 TEL.03-6435-8401
企画制作/河北新報社営業局

将来自立できる子どもを
みんなで応援しよう

何らかの事情により家庭で養育できなくなった子どもを預かって育てるのが児童養護施設である。仙台天使園は、健康で朗らかに生活できる環境を整え、子どもが自信と自立心を養えるよう職員が愛情を持って日々子どもたちに向き合っている。地域社会の中で支援を受けながら、よりよい養育を行っていくことを目指している。

中庭の芝生の上では、子どもたちの元気な声が響く


子どもを慈しむ家を作る

 「1931年、仙台に5人の修道女がきました。学校を設立して教育事業を行うためです。東北地方が大凶作だった時期で、夫を亡くし困窮して4人の子どもを身売りさせるところだった婦人の窮状を救うため、子どもを養育することになったのです。それが1933年で仙台天使園の始まりです」と話すのは園長の佐野督郎さん。同園は聖ドミニコ女子修道会が創立、現在は社会福祉法人ロザリオの聖母会が運営しており、仙台市太白区茂庭台の園舎で2歳から18歳まで70人前後の子どもが暮らしている。

 子どもが仙台天使園に来る理由は、一人親、親の精神疾患、虐待、経済的問題などさまざまだ。これに対して佐野さんは「親と別れる経験で子どもは辛い思いを抱えています。職員みんなで『自由で愛と感謝に満ちた家』を作り、子どもたちの成長を助けていこうと努力しています。」と述べる。

愛と楽しさのある生活

 仙台天使園は家庭的養護に力を注いでいる。建物は2棟で本園と地域小規模児童養護施設「さくら」がある。本園は8人までの少人数がキッチン・ダイニングと個室(1人~3人部屋)で構成されるユニットで生活。さくらは一軒家で子ども6人と職員が一緒に暮らす、より家庭的なスタイルだ。
 職員は児童指導員・保育士約30人をはじめ、栄養士、調理師、セラピストなど。児童指導員・保育士は親となり、先生となり、兄や姉となって子どもに愛情を注ぐ。
子どもは年齢に応じて、食事、昼寝、登校、掃除などの日課を通じて基本的生活習慣を身につけ、自由時間や休日には好きなことをして遊ぶ。季節の行事も盛りだくさんだ。春の進・入学祝いや遠足、夏のキャンプや帰省、秋の芋煮会、七五三など。冬のクリスマス会では来客の前で子どもたちが劇や歌を披露、地域との交流も楽しんでいる。
 不登校や対人不適応など課題がある子どもには、心理療法室でプレイセラピーやカウンセリングを行っている。

専門の職員が常駐する心理療法室

また親子訓練室もあり、長く離れていた親子が何日か一緒に生活し、家庭に戻れるように支援する。

パンを得る方法を教える支援を

 佐野さんの一番の願いは、子どもの自立だ。児童養護施設の子どもは18歳で施設を巣立ち、多くは就職して自立する。しかし、中には自立に失敗する子どももあり、生活に困窮することもある。
 そこで大切なのが教育だ。自立のためには職業につながる教育や資格取得が重要と考え、高校卒業後に専門学校や大学に進学させるための支援を訴える。これに共感した人々からの寄付により、専門学校で学び、パティシエになった子もいるが、まだまだ本格的な支援は足りない状況だ。

優しいまなざしで、
子どもたちのことを話す佐野さん。

 「スイスの教育家ペスタロッチは『パンを与えるのではなく、パンを得るための方法を教えることが大切である』と説きました。」と佐野さんは貧困の連鎖を断ち切り、子どもに将来自立できる力をつけさせる大切さを強調する。そのきっかけの一つになるのが日頃から寄贈を受けている本だとか。「勉強すること、本をたくさん読んで考える力をつけること、それが能力になり、情操も豊かになります」。多目的ホールに並ぶ本は、よい友だちでもあるようだ。

 子どもは社会の宝。養護施設の子どもが元気に育つよう見守るのも社会全体の役目だ。佐野さんは「いぐする宮城サポーターズ」の取り組みで、多くの人が社会的養護の必要な子どもに関心を持ち、さまざまな形で支援してくれることを期待している。

子どもたちのために、角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』を中心とした学習本や図書を寄贈します!

2,000いぐする!達成で支援を実施いたしました!

「サントリー東北サンさんプロジェクト」から石巻の子どもたちへ
遊具の寄贈が決定しました。

5月18日、河北新報掲載からスタートした「いぐする!宮城」は大きな反響を呼び、石巻の子どもたちに遊具を届ける活動への賛同が「2000いぐする!」を達成。いよいよ、石巻市子どもセンター「らいつ」の遊具充実へ向けて動き出しました。

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石巻の子ども達のために遊具を充実、
復興のための活動を支援

地元の小中高生が中心となって企画・デザインした新たな児童館であり、復興を目指すメンバーの活動拠点にもなっている石巻市子どもセンター「らいつ」。震災から5年がたった現在でも、子どもたちが気軽に楽しめる場は少なく、施設をさらに利用しやすくするとともに、活動の輪を広げるための支援が求められている。

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2,000いぐする!達成

2017年1月に遊具を寄贈いたします。

から、石巻の子どもたちのために、遊具を寄贈いただきます。遊具充実に向けて子供会議が動き始めました。

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支援内容

「サントリー東北サンさんプロジェクト」から石巻の子どもたちへ
遊具の寄贈が決定しました。

5月18日、河北新報掲載からスタートした「いぐする!宮城」は大きな反響を呼び、石巻の子どもたちに遊具を届ける活動への賛同が「2000いぐする!」を達成。いよいよ、石巻市子どもセンター「らいつ」の遊具充実へ向けて動き出しました。

「らいつ」のスポーツ室で遊ぶ子どもたち


震災後に誕生した
子どもたちの遊び場

 石巻市中心部の商店街に位置する石巻市子どもセンター「らいつ」。この施設は、震災後に公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと、市内の小中高生でつくる「石巻市子どもまちづくりクラブ」が企画・デザインし、サントリーホールディングスの建設費全額支援により、2013年12月に完成。オープン後もサントリーは、バレー部「サンバーズ」によるバレーボール教室や、サントリーフラワーズ(株)によるワークショップなど、グループを挙げてプログラム支援を継続して行っています。震災で多くの遊び場が失われた中、安心して過ごせる場として多くの子どもたちが利用してきました。

 今回サントリー東北サンさんプロジェクトから「らいつ」への遊具寄贈が決定したことを受け、「らいつ」では7月3日「子ども会議」を開催。「どんな遊具が必要なのか」について話し合いました。

会議には小学生から高校生まで10名が参加

「らいつ」の外観


子ども会議で遊具の
アイディアを検討

 会議当日は、参加者全員で施設内を見て回り、現状を確認した上で、アイディアを出し合いました。

 スポーツ室の用具を増やす、図書コーナーをもっと充実させるなどの案のほか、キッズコーナーの備品のアイディアなど、多様な利用者のニーズを考えた意見が出されました。さらに、事前に実施したセンター利用者アンケートの結果も検討。テーブルの上には、たくさんのアイディアメモが並び、子どもたちは、うれしそうでした。

 「予算の中では消耗品など最低限のものしかそろえられなかったのですが、今回のご支援で、こんなものがあったらいいなという子どもたちの声を実現できます」と職員の吉川恭平さん。

 今回の子ども会議の話し合いをもとに、この秋、サントリー東北サンさんプロジェクトからいよいよ遊具が寄贈されます。

サントリーフラワーズ(株)による花苗を植えるワークショップの様子


子ども会議参加者のコメント

黒澤朋加さん(中学1年)

みんなが意見を出し合い、楽しく話し合いができてよかった。みんなでたくさん遊べるといいなと思います。

小山悠里さん(中学1年)

震災で遊べる場所が少なくなりましたが、小さな子どもたちも、みんなが新しい遊具で遊べるとうれしいです。

佐々木大珠さん(高校1年)

遊具を寄贈していただくことにより、「らいつ」を利用する方がさらに増えるといいなと思います。

サントリーグループの東日本大震災復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト」

 サントリーグループは被災地の早期復興を願い、「漁業」「子ども」「チャレンジド・スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に、総額108億円の規模で復興支援活動に取り組んでいます。太陽(サン)の光がさんさんとふりそそぐように、笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、被災地に寄り添ったきめ細かな活動を継続していきます。


「いぐする!宮城サポーターズ」とは
 宮城をもっと「いぐする(よくする)活動」を応援するプロジェクト。応援したい活動に対しウェブ上で「いぐする!」ボタンをクリックし、「2000いぐする!」に達すると、協賛企業から支援が届く仕組みです。ことし5月の始動以降、続々「2000いぐする!」を達成。さまざまな活動への支援が実現しています。

「いぐする!宮城サポーターズ」事務局/河北新報社 東京支社営業部 TEL.03-6435-8401
企画制作/河北新報社営業局

石巻の子ども達のために遊具を充実、
復興のための活動を支援

地元の小中高生が中心となって企画・デザインした新たな児童館であり、復興を目指すメンバーの活動拠点にもなっている石巻市子どもセンター「らいつ」。震災から5年がたった現在でも、子どもたちが気軽に楽しめる場は少なく、施設をさらに利用しやすくするとともに、活動の輪を広げるための支援が求められている。

乳幼児から高校生まで利用できる「らいつ」:
「らいつ」には権利(rights)と
光(lights)の2つの意味がある


のびのび楽しめるのが施設の最大の魅力

 「らいつ」が石巻市中心部の立町大通り商店街にオープンしたのは2014年1月。サントリーホールディングス株式会社の支援のもと、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと市内の小中高生でつくる「石巻市子どもまちづくりクラブ」が企画・デザインし、石巻に寄贈した。設計コンセプトから壁の色まで、子どもたちのアイデアが各所に生かされている。

「らいつ」の外観

 施設は木造2階建てで、延べ床面積は約500平方㍍。設計コンセプトは「みんなが過ごしやすく、ゆったりした空間」で、1階には明るく開放感あふれるギャラリーに加え、図書コーナーやスポーツ室なども設置。2階には自主学習やワークショップなどに使える部屋が複数あり、屋上には次世代の畑(プランター)も設けられた。施設の運営を考えるのも子どもたちが中心で、イベントや利用方法などは「子ども会議」を通して決定される。
 近藤日和さん(高校3年)は、施設の構想段階から関わっている子どもまちづくりクラブメンバーのひとり。「みんなで考えた施設がそのまま実現できて本当にうれしい」と完成した施設に大満足。特に気に入っているのが、隠れ家的な雰囲気の図書コーナーだ。「カーペットの上に寝転んで本が読めるので、とても落ち着きます」。また、バスケットボールなどができるスポーツ室や大声が出せる防音室もお気に入りで、18歳未満なら誰もがいつでも自由にのびのびと楽しめるのが「らいつ」の最大の魅力だと話してくれた。

近藤日和さん

子ども同士の多彩な交流が積極的な活動の原動力

 「石巻の復興のために何かしたい」という子どもたちが集まって2011年7月に発足した同クラブは、現在「らいつ」を拠点に活動。14年度には、隣接する商店街の活性化を目指してマップなどを作成した。そして15年度からはさまざま視点からまちづくりを考えるため、「防災」「環境美化」「地域のつながり作り」「情報発信」などのチームに分かれて活動している。防災チームの千葉蓮さん(中学1年)は「大事なのは被害を最小限に抑えること。防災に関する知識だけでなく、地域のつながりの大切さも同世代に伝えていきたい」と話す。

千葉蓮さん

 同クラブでは今後も積極的に活動していく計画で、その原動力となっているのが「らいつ」から生まれる子ども同士の多彩な交流だ。「今は同じ目標を持つ大切な仲間だけど、この施設がなければきっと出会うことはなかった」と強調する近藤さん。多くの出会いのおかげで、将来の目標もより明確になったという。

子どもの日だからこそ、
子どもの声を発信しようと実施された市役所と意見交換会

 「らいつ」の昨年の利用者数は約3万人。特に中高生世代の利用率が高まり、昨年7月からは開館時間を午後7時まで延長している。「震災で幼児や小学生が遊ぶ場だけでなく、中高生世代が気軽に集まれる場所も減少している。その受け皿となることで、より多くの出会いと活動が生まれれば」と職員の吉川恭平さん。「乳幼児から高校生世代までの幅広い子どもたちが利用する施設。遊具(設備)も充実させたいですね」。

 サントリーではこうした声を受け、中高生をはじめ施設を利用する石巻の子ども達のために、「らいつ」の遊具(設備)を充実させていく支援をする予定だ。

石巻の子ども達のために遊具を寄贈します!石巻の子ども達のために
遊具を寄贈します!

2,000いぐする!達成で
支援を実施いたします!

石巻市大川・釜谷地区の
復興を応援する芝桜の花壇
花が地域のみんなをつなぐ

東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた石巻市大川・釜谷地区では、地域再生のために花木を植える活動が行われている。この活動に多くの賛同が寄せられ、「2000いぐする!」を達成。株式会社明治による「芝桜(シバザクラ)の花壇」の支援が決定した。この程、ボランティアの協力を得て、地域の皆さんが芝桜の植栽を行った。

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石巻市大川・釜谷地区
花木の植樹で地域の再生を応援

東日本大震災の津波で大きな被害を受けた石巻市大川・釜谷地区では、地元の皆さんが中心となり、桜などの花木を植える活動が行われている。地域の再生を願う、地道な取り組みが続く。

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2,000いぐする!達成

9/11 芝桜の花壇作りを支援しました。

に、「芝桜(シバザクラ)」の花壇作りを支援いただき、地域の皆様と芝桜の植栽を行いました。

report
支援内容

石巻市大川・釜谷地区の
復興を応援する芝桜の花壇
花が地域のみんなをつなぐ

東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた石巻市大川・釜谷地区では、地域再生のために花木を植える活動が行われている。この活動に多くの賛同が寄せられ、「2000いぐする!」を達成。株式会社明治による「芝桜(シバザクラ)の花壇」の支援が決定した。この程、ボランティアの協力を得て、地域の皆さんが芝桜の植栽を行った。


観音像の広場に
念願の芝桜を植栽

 東日本大震災から5年半となる9月11日、震災で大きな被害を受けた石巻市大川・釜谷地区で、地域の方やボランティアによる芝桜の植栽が行われた。

 場所は津波で流された観音寺の跡地。ここには震災の犠牲者を供養する観音像が建立され、地域のよりどころになっている。この日、観音像を取り巻くように造られた花壇いっぱいに芝桜の苗が植えられた。

 大川・釜谷地区では地元の皆さんが中心になり、震災で犠牲になった方の鎮魂のため、犠牲者の数と同じ269本の桜の植樹や季節の花木を植える活動が行われている。震災復興など宮城をよくする活動を応援するプロジェクト「いぐする!宮城サポーターズ」で大川・釜谷地区の活動を紹介したところ、多くの賛同が寄せられ、「2000いぐする!」を達成。株式会社明治による支援で今回の芝桜の植栽が実現した。

 活動の中心となっている阿部良助さんは、「震災後に観音様ができた時から、この場所に芝桜を植えるのが念願でした。地道に活動していればちゃんと見てくれる人もいるし、支援してくださる方もいるのですね」とうれしそうに話す。

地域の方が集まり、一つ一つ丁寧に芝桜の苗を植えた。花壇の造成は造園関係のボランティアが支援した


花木を植える活動で
地域のつながりを

 今回、提供された芝桜の苗は1200ポット。ボランティアとして大川・釜谷地区の活動を支援する「花と緑の力で3・11プロジェクトみやぎ委員会」のメンバーが花壇をデザインし、花が咲いたとき、観音様が空の上に浮かんで見えるようバランスを考え、青と白の芝桜でウエーブを描くように配置した。背後の山の斜面には後光をイメージしてヤマブキが植えられた。来年のゴールデンウイーク頃には芝桜が咲き、この地を美しく彩ることだろう。

 復興が進むにつれ、自立再建や災害公営住宅に移るために地域を離れざるを得ない方も。生活の再建は、一方で地域のコミュニティーが失われていくことでもある。花木を植える活動には「地域のつながりを失わないように」という願いが込められている。

 「花木の植栽活動は、みんなが集まる機会になります。この地域に暮らしていた人がバラバラになってしまわないように、こうした活動を続けていきたい」と阿部さんは話す。

観音寺の跡地にはさまざまな季節の花も植えられ、地域の方が定期的に手入れをしている


ふるさとをもう一度
明るく美しい場所に

 芝桜の植栽が終わった後、参加者は即席のテーブルを囲んでお茶を飲みながら近況を語り合った。震災前のふるさとの思い出話に花が咲く。震災後にこの地を離れて暮らす参加者の一人は「ここに戻ってきて、みんなに会うとほっとします」と笑顔を見せる。「芝桜が咲いたら、また地域のみんなで集まってお花見をしたい」と話す参加者も。

 11月には269本の鎮魂の桜の植樹も完了。「震災で被害を受けたふるさとをもう一度明るく美しい場所にしたい」という地元の皆さんの思いは、温かい支援を得て実現していく。

 「震災の時の思いは忘れられません。それでも、一歩前に動こうという心と勇気は大事ですね」と阿部さんは話してくれた。

花木を植える活動の中心となっている阿部良助さん

植栽が終わった後、お茶を飲みながら近況などを語り合う参加者たち。この地域を離れて暮らす方も多く、久々の再会に笑顔も


当日植栽されたものと同種の芝桜(イメージ)。来春の開花が待ち遠しい

「いぐする!宮城サポーターズ」とは
 宮城をもっと「いぐする(よくする)活動」を応援するプロジェクト。応援したい活動に対しウェブ上で「いぐする!」ボタンをクリックし、「2000いぐする!」に達すると、協賛企業から支援が届く仕組みです。ことし5月の始動以降、続々「2000いぐする!」を達成。さまざまな活動への支援が実現しています。

「いぐする!宮城サポーターズ」事務局/河北新報社 東京支社営業部 TEL.03-6435-8401
企画制作/河北新報社営業局

石巻市大川・釜谷地区
花木の植樹で地域の再生を応援

東日本大震災の津波で大きな被害を受けた石巻市大川・釜谷地区では、地元の皆さんが中心となり、桜などの花木を植える活動が行われている。地域の再生を願う、地道な取り組みが続く。

花と緑で地域の再生を目指す活動のまとめ役、
阿部良助さんと夫人の文子さん


桜の苗木や肥料など支援の輪が広がる

 東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市大川・釜谷地区。釜谷地区では269人もの方が津波の犠牲になった。家屋も流され、百数十軒の民家が建ち並んでいた場所は、今はただ荒涼とした地となっている。

慰霊碑前の花壇に地元有志と支援団体がビオラやチューリップを植えた(2015年12月)

 この釜谷地区に桜などの花木を植える活動が地元の皆さんやボランティアによって地道に行われている。中心となってその活動を進める阿部良助さんはこう話す。
「震災で亡くなった方々の鎮魂のために、269本の桜を植えたいのです」。その思いは多くの人たちの共感を得て、支援の輪が広がっていった。
 最初に桜を植えたのは2011年11月。津波によって水田などに流された墓石を一カ所に集め、そこへ通じる道の両側に12本の桜を植えた。植樹には100人以上が集まったという。その際に、長野市在住の桜守・里野龍平さんから桜の苗木の提供の申し出があり、桜の植樹が本格化。「釜谷観音桜の会」として、春と秋に桜の植樹を行っている。さらに、肥料などの支援を申し出たのが、「花と緑の力で3・11プロジェクトみやぎ委員会」のまとめ役を務める仙台市の鎌田秀夫さんだ。花と緑を用いて復興支援活動に取り組んでいる。
 津波に見舞われた土地に桜を植えるのは容易なことではない。土を掘ればがれきが作業を阻み、重機で整地する必要もある。追肥も必要だ。多くの苦労を経て、植樹された桜は現在、260本を数える。

桜の咲く時期に地域のみんなが再会を

 こうした活動と並行して、季節の花々を植える取り組みも行われている。その一つが、津波で流された観音寺の跡地での活動。ここには、埼玉県在住の篤志家からの寄付金によって、観音像が建立された。多くの人が供養に訪れるこの場所をきれいにしたいとの思いから花壇を設置し、色とりどりの花を植え、定期的に除草も行う。

被災した地域の景観に花々が明るい彩りをもたらしている

また津波を被って枯れた杉の木を伐採。山の斜面に水仙や紫陽花、レンギョウ、ロウバイなど、さまざまな季節の花を植える活動も行われている。
 復興が進むにつれ、仮設住宅から災害公営住宅に移る人、自立再建をする人など、地域の人々が別れ別れになってしまうのが被災地の現状だ。花木を植える活動には、「地域のつながりを失わないように」という願いも込められている。

269本の桜の植樹に向けて木の生育を確認する阿部さん

「せめて年に一度、桜の咲く時期には、釜谷地区に暮らしていたみんなで集まりたい。

植樹された桜の木々は「手あわせ桜」と名付けられている

次は『あずまや』を設置し、みんなの憩いの場を作るのが目標です。そして、そこには春に花咲く芝桜を新たに植えたいです。」と阿部さん。
 今年の秋には、目標だった269本の桜の植樹も完了する予定。
「この桜が見事に咲くのは10年くらい先でしょう。それまでがんばりたいです」と阿部さんは言う。
桜は春が来る度に釜谷地区の山裾をピンク色に染めて、見る者に伝え続けてくれるだろう。震災のこと、そして、故郷を美しくよみがえらせようとした人々の思いを。

人が集い、憩うこの場所に芝桜を植えて彩りを取り戻したい

「芝桜(シバザクラ)」の花壇を作る支援をします!

2,000いぐする!達成で
支援を実施いたしました!

被害を受けた熊本を1日も早く「いぐする!」ために。東北の私たちにできることはなんだろう。
熊本地震
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